中野怜衣先輩。

れい先輩は高校吹奏楽部の2年生。

パーカッションパートで主にスネアドラムとかティンパニを叩いてる。

でも話したこともないし、遠くから見てるだけ。

「推し」だから。


「さきー!!!!!!!」

「みほ!何があったの?」

みほは同じ部活の同級生だ。パートはパーカッションだかられい先輩とも何回か話したことがあるらしい。

いいなあ、私も話してみたいけど…。

「ねえやばい、れい先輩がさティンパニ教えてくれたんだけど、教え方がほぼバックハグ状態で…!!!!」

「きゃぁぁぁぁ!!!!!やばいそれはめっちゃきゅんきゅんじゃん!!」

「分からない所とか歌って教えてくれた…しぬ、やばい」

待って、れい先輩にバックハグ状態で分からない所は歌って教えてくれた…!?

やばい、ずるい、みほずるい…!!