放課後、先生と秘密の時間。


「私の片思いは叶わないって思ってました。だけど………私は幸せ者です」


「俺も。まさか生徒を好きになるとは思わなかったな」



ふふっ。
最高の放課後だなぁ。


私の夢が叶っちゃった。



「先生は………私の彼氏ってことでいいんですよね?」


「ああ。だけど、みんなには内緒な」



イタズラっぽく人差し指を口にあてる。その仕草でさえもドキッとしてしまう。



「はい。よろしくお願いします。私は先生といるだけで幸せなんで」


「これからも、よろしくな」



先生は私の手をぎゅっと握ると恋人繋ぎをした。そして………また小さなキスをくちびるに落とした。


私は………先生のことが好きです。


これから先も、ずっとずっと………。



【END】