私は彼には一度も教えなかったパリでのアパルトマンになんとか戻り、部屋の荷物をまとめ始めた。
そのほとんどが貴族である彼から貰ったプレゼントである。
ブランドもののドレス、華奢な靴、一度着たらもうダメになってしまうほど繊細なドレス、相応しいパーティがなかなか見つけられない豪華なダイアモンドのネックレス。

彼は会うたびに私にプレゼントをくれた。
言葉や態度、他にどうすれば私への彼の愛を伝えられるか困り果て、彼はどんどん高価なプレゼントを贈った。
私は喜んでそれを受け取り、彼の前でファッションショーを開いた。