「あんった今日も今日とて幸せそうな顔してんじゃないわ!!」


「うおっびっくりした…まーやか。」


昨日の恥ずかしくも嬉しいことがあったから


教室でるんるんしながら軽く鼻歌を歌っていると友達の真綾こと、まーやが


私の机をばんっと叩いてやってきた。


まーやがこうなるときはいつも機嫌が悪い。


この前は…あっそーだ。彼氏が最低だった、って言ってたっけ。


今日は何があったんだろ。


「まーや?どうし「おはよ〜」」


どうしたの?そう聞こうとした私の声は、教室にはいってきた源によってかき消された。


当然そこには榊もいて…一瞬目を逸らしてしまったけれど、すぐにいつも通りのテンションで…


「榊〜!!!!!おはよっ!!!」


と元気よく話しかけた。


「うるさい。…はよ。」


もぉ〜!なんだかんだ言ってちゃんと返事してくれるんだもんなぁ!


ところで…源が教室にはいってきた瞬間からまーやが挙動不審なんだけど…


どゆこと?


「源もおはよっ!」


「おいおい〜俺はついでか?」


源はそういってははっと笑うと、私の机に隠れているまーやを見つけた。


「お、西口いんじゃん。おはよ。」


まーやはびくっと肩を震わせた。


「んなとこでなにやってんだ??」


その言葉を聞いた瞬間次はぷるぷると震え出した。


……そして爆発した。


「あんったのせいでしょうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」


クラス中にまーやの大声が響き渡った。