「榊〜!一緒に帰ろ〜!」
「無理やだ。こっちくんな。」
「今日さ!駅前の新しくできたアイスクリーム屋さん行きたい!」
「お前、人の話聞いてた?」
「どんなのあるんだろ〜!楽しみっ!」
榊と放課後デートか…むふふ…楽しみ…!!
あ!申し遅れました!!
私!南野日向!高校2年生です!
今日も今日とて、同じクラスの榊 春(さかき はる)と一緒に帰ります!
へ?断られてた?
しーらないっ!
「毎日毎日…さっさと飽きて欲しいんだけど。」
「それは無理で〜す!大人しく“今日も”私と帰ってくださーい!」
「はぁ…めんどい。」
おしっ!今日も榊と帰れる〜!
「てかお前ほんとすげえな。」
「むふふっ…!なにがなにが〜?いってみなさいよ〜!」
「よくもまあ“嫌い”なやつと毎日帰れるよな。」
………ん?
「なんかの罰ゲームか?高1の冬くらいからだよな。よくもまあ続くわ。」
ば、罰げーむぅ??
「でた、榊の鈍感攻撃。」
すぐ隣を見ると、にやにやしている私の友人、西口真綾(にしぐち まあや)がいた。
「南野も大変だよな〜。世界一鈍感な榊に、だもんな〜。」
ははっと笑いながらやってきたのは、榊の友人の源 蓮(みなもと れん)。
「もー!なんで!?」
「なにがだよ。」
今いる4人のなかで、…いやきっと今このクラスにいる人たちのなかで、
たっっっっっっっっっった1人。顔と頭にはてなを浮かべている榊。
毎度毎度、一緒に帰ろうとさそっては
『俺のことそんなに嫌いならくんなよ。』
『罰ゲームなら早く辞めさせてもらえよ。』
『俺に恨みでもあんのか?』
と、言われる始末。
こんなにも愛情表現をしているのに伝わらないって…
どこの鈍感系男子だよ!!
まあとにかく私はこんな感じでいつも苦労してるわけですよ…!
「ま、いいや!榊!ほら早く帰ろ!」
「は?無理だ、って…ちょ、おい。」
「いいからいいから!じゃ、みんなまた明日ね〜!」
私はクラスのみんなに右手を振って、左手はしっかりと榊を確保して
教室をでた。
「無理やだ。こっちくんな。」
「今日さ!駅前の新しくできたアイスクリーム屋さん行きたい!」
「お前、人の話聞いてた?」
「どんなのあるんだろ〜!楽しみっ!」
榊と放課後デートか…むふふ…楽しみ…!!
あ!申し遅れました!!
私!南野日向!高校2年生です!
今日も今日とて、同じクラスの榊 春(さかき はる)と一緒に帰ります!
へ?断られてた?
しーらないっ!
「毎日毎日…さっさと飽きて欲しいんだけど。」
「それは無理で〜す!大人しく“今日も”私と帰ってくださーい!」
「はぁ…めんどい。」
おしっ!今日も榊と帰れる〜!
「てかお前ほんとすげえな。」
「むふふっ…!なにがなにが〜?いってみなさいよ〜!」
「よくもまあ“嫌い”なやつと毎日帰れるよな。」
………ん?
「なんかの罰ゲームか?高1の冬くらいからだよな。よくもまあ続くわ。」
ば、罰げーむぅ??
「でた、榊の鈍感攻撃。」
すぐ隣を見ると、にやにやしている私の友人、西口真綾(にしぐち まあや)がいた。
「南野も大変だよな〜。世界一鈍感な榊に、だもんな〜。」
ははっと笑いながらやってきたのは、榊の友人の源 蓮(みなもと れん)。
「もー!なんで!?」
「なにがだよ。」
今いる4人のなかで、…いやきっと今このクラスにいる人たちのなかで、
たっっっっっっっっっった1人。顔と頭にはてなを浮かべている榊。
毎度毎度、一緒に帰ろうとさそっては
『俺のことそんなに嫌いならくんなよ。』
『罰ゲームなら早く辞めさせてもらえよ。』
『俺に恨みでもあんのか?』
と、言われる始末。
こんなにも愛情表現をしているのに伝わらないって…
どこの鈍感系男子だよ!!
まあとにかく私はこんな感じでいつも苦労してるわけですよ…!
「ま、いいや!榊!ほら早く帰ろ!」
「は?無理だ、って…ちょ、おい。」
「いいからいいから!じゃ、みんなまた明日ね〜!」
私はクラスのみんなに右手を振って、左手はしっかりと榊を確保して
教室をでた。
