シャンパンをグラスに注ぎ、乾杯した。
「おいしい。あ、そうだ。プレゼント。」
プレゼントを渡した。
「ありがとう。開けていい?」
「いいよ。」
「時計だ。ありがとう。しかも、俺が持ってるブランドのやつ。」
「そう、一緒にいるときも病棟も同じブランドの時計だから好きなのかな?って思って。」
「めちゃ嬉しい。」
キスされた。不意打ち、ドキっとした。

「俺からもプレゼント。目つぶって。」
「うん。」
目をつぶった。なんとなく顔が近く、首の後ろで何かしている。
キスされた。
「開けていいよ。」
ハートのネックレスだった。
「可愛い。ありがとう。ずっとつけてるね。」
「うん。」