でも、翔哉くんはあえてわたしと時間帯をずらして投稿しているみたいだったし。
やっぱりわたしと一緒に登下校するのは嫌なのかな。
「おばさん、わたしは大丈夫です。翔哉くんに迷惑かけられないので」
「それだったら、私に鈴香ちゃんの送り迎えをさせて」
「大丈夫ですって。おばさんだってお仕事があるんですから」
「でも、鈴香ちゃんにもしものことがあったら」
「だったら、帰りが遅くなる時だけお迎えに来てもらえると」
お母さんがいてくれれば、こんなに申し訳なくなることはなかったと思う。
でも、まだ数か月戻ってくる気配はない。
その間、さっきみたいなことがないとも言い切れないし。
ここは少しだけおばさんに甘えてみることにした。


