再会した幼馴染に溺愛されています。


「あーでも、初々しくて見てて羨ましかった。お姉ちゃんてば自分からも激しく求めてハアハアしてたし。」


「夏菜のバカ!もう〜!!」


私は手元のクッションを夏菜に投げつけた。
「ごめん」と言いながらニヤニヤしてるしもう何なの……。


ものすごく恥ずかしい。


それに実の妹に初々しいなんて言われてる私って……。


「やっぱりあのお兄さんと上手くいったんだね、それは良かった。」


「うん!いっぺんに沢山の事が起きて混乱もしてるんだけど。」


私は続けて起こった事を夏菜に話した。
夏菜は相変わらず「あー」とか「おー」とか冷め気味の返事だけど聞いてくれる。


「ついにお姉ちゃんにも初彼氏が出来たか〜。これから幸せになってね。」


「これも夏菜のおかげだよ!いっぱい幸せにしてもらう!!」


本当に夏菜にはお世話になりっぱなしだ。
どんなテンションの私の話を聞いて色々言ってくれるし。


「ちょうどもうすぐ夏休みに入るしイベントもいっぱいあるし、良い時期に付き合えたね。」


そうだ、ここ数日心が沈んでてそんなの気にしなかったけど間もなく夏休みだ……。