「とにかく今日のところは……また明日だ。アキ、愛してるよ。」
「んっ……ちょっと……」
またキス……。
もう私ってばされるがまま。
家がすぐそこなのに、誰かに見られたらヤバいのに。
でもその背徳感も少しゾクゾクして悪くないかも……。
私ってもしかして変態?
「ハアハア……冬馬……これ以上は本当にまずいから……」
「そうだな……。また明日な。」
冬馬ってば一度キスすると夢中になってずーっとしちゃうから私から離れないとどうなることやら……。
「気をつけてね冬馬。大好きだよ。」
私がそう言うと冬馬はこちらに振り返り笑顔で手を振る。
ほんと可愛い……。
私は見えなくなるまで冬馬を見送る。
寂しいけどもう一人じゃない、無性にすごくワクワクする。
私はそう思うと自然に笑顔になる。
側から見たら危ない人っぽい事に気付いて周りを見ちゃう。
「良かった誰もいない……」
安心して呟き、私は家にいく。
その時ふと見上げた夜空は星が無数に輝いてて私を祝福してるかのようだった。
