―もっと、刺激的な恋を。―

私に実際にあった話です。

私は小さい頃から注射が嫌いで嫌すぎて毎回病院から抜け出すぐらい嫌でした。
それでおたふくの予防接種は受けないことに決めました。
私は5歳ぐらいの頃におたふくにかかりました。ほんとは冷やさなければいけないのに耳当てをしていたらよくなるからと私がいい冷やしはしませんでした。
おたふくは治り、小学生に上がる時の健康診断をやるのですがその時に聴覚検査の時に左耳だけ全く聞こえなかったのです。
そして、病院に行ってちゃんと検査をしてもらったところムンプス難聴で左耳の聴覚神経が死んでいると言われました。幸いにも耳の感覚や鼓膜などは正常ですが聴覚神経だけが死んでしまいました。親はすごく後悔したそうです。あの時、予防接種をしていれば、あの時冷やしていればなにか変わったのではないかと。
私はよくわからずただ過ごしていました。言われてみれば行動は変わっていたのかなと言われてみれば思います。
受話器をずっと右耳に当てていたり。気づいたら左側を歩くようになっていたり。あと私にはわからないのですが周りからしてみれば私の行動はおかしかったみたいです。5歳で急に喋りがおかしくなったり、声が極端に大きくなっていたりしたそうです。

でも過ごしていくしかない。と思っていた私は普通に生活していました。「少し人とは違うけど」とは思いつつ。