「ねぇ、後輩くん」
「はい…なんですか?」
「自分からしておいて照れるのは何で?」
「なんか、自分でもすっごいベタなことしたなって思って」
「たしかにそうだね…?」
「でも、先輩が読んだ少女漫画はこんなシーンあったかもなって」
…バレてる…。
「あ、正解みたいだ」
「もう、先輩をからかうんじゃないよ」
「だって、マジで可愛すぎるんですもん」
しかも…
そう言って後輩くんの顔が近づく。
「真っ赤な先輩、レアだし」
「〜〜〜っ、先輩だって赤くなります…」
「それがわかって一安心です」
満足そうな後輩くん。
…仕返しする。
「ねぇ、後輩くん」
「何ですか?先輩」
「髪のキスの後、漫画だと髪から口になってたんだけど」



