今日も一緒に帰ろう

「でも、先輩が許すなら俺も関わることはしないです」


「うん……。ありがとう。もう少し状況が落ち着いたら、いろいろ話すから」



実は今会社全体で大きなプロジェクトを立ち上げている。

私たちもそのことでなかなか忙しくて落ち着けていないのだ。



「分かりました。でも、これだけは忘れないでね」


鵜飼くんは私を抱きしめて耳元にそっと顔を近づけた。





「麻奈のこと、誰よりも愛してるってこと」