~新環境~

春休み、私は親友の舞恋(まこ)とお泊まり会をしたり、大好きなダンスをしたりして楽しんだ。でも、彼のことを綺麗さっぱり忘れられたわけではなかった。

「にーこー!そろそろ出ないとバス来ちゃうわよ〜。」
「はーい!今行くー!!」
今日から高校生。ずっと憧れていた海聖高校の制服はグレーのチェックのスカートにネイビーのブレザーネイビーとボルドーのリボンととっても可愛い🤍それに春休みに買ったボルドーのベストを合わせれば完璧だ💫
高校では大人っぽくしようと思い腰まで伸びたストレートの黒髪をふわふわに巻いてみたがそれも制服によく似合ってる。
「にーこー!秀君迎えに来てくれたわよー!」
「えっやばっ!すぐ行く!ー」
レザーのスクバを持ち急いで下へ降りると
「笑恋、おはよっ。」
「秀!おはよ!先行っててくれてもよかったのに。」
玄関には、お隣に住む幼馴染の秀がいた。
「なーに言ってんだよ。俺、笑恋と学校通うために勉強頑張ったんだぜ?!一緒に登校しないとかありえないだろ、、、。」
「はーいはい(笑)。早く行くよ!ままー行ってきます!」
「気をつけるのよ〜!」
「おばさん任せて!笑恋のことは俺が守るから!!」
「うふふっよろしくね。」
「もう!!秀早く!!」
「待てって〜!」