あの公園での出会いから数日。

私のもとにLINEが届く。



―今夜、ご飯でもどうですか?―



―いいよ―





ひーくんとは変わらずで、例の彼とも昨日二回目のデートをしたらしい。


ひーくんの中の私の位置はきっと変わらない。


幼なじみで、親友で、

それが辛くないと思える日が来るのだろうか


同居のことも、片想いのことも、これからのこと、全部ちゃんと考えなきゃいけないけど、この状況に甘んじて動けない。


告白したら、実はひーくんも私を好きで、関係を変えるのが怖くて言えなかった、、、的な逆転ラブな展開は一ミリも望めないのかな


だから、今は気が紛れる黒辻穂高の存在が、私の逃げ道になった。