どうしていつもこうなんだろう。


仕事終わり、真っ直ぐ帰る気にもなれずになんとなく回り道をした。



あれは、、、



反対側の歩道を仲良さげに肩を並べて歩く二人。



ひーくん。

と、おそらく今朝話してたひーくんの想い人



屈託のない笑顔。

周りの騒音も話し声もシャットアウトされ、耳に届くのはひーくんの楽しそうな笑い声。




そっか


わかっていたつもり


何度もそれを通り過ぎてきたはず




なのに、今はどうしてこんなにも苦しいのか。


目の奥がギューッと熱をあげた。


闇雲に走り続け、気がつくと知らない公園と景色。


どのくらい来たのだろう


でも、そんなことはどうでもよくて、近くのコンビニでビールを買って公園のベンチに腰かけた。