翌朝目覚めると、ドアの向こうがなにやら騒がしい。


時間は8時。

ずいぶんと眠っていたらしい。


身支度を整えて、ボサボサの髪も軽くまとめた。


こっそり覗くようにして仮眠室のドアを開けると


「あ!起きたみたい。ほら、旭くん。」


ドアの隙間から一人の女性と目が合う。


「あの、おはようございます。」


「おはようございます。よく眠れましたか?」


声をかけてきたのは、昨日お世話になった国代弁護士で。


「すみません。こんな時間まで眠ってしまいまして、、、」


「いいんですよ。洋服も乾いたので、着替えますか?」


「あ、はい、ありがとうございます」



事務所内には国代弁護士の他に、目が合った女性と、もう一人、、、


うわっ、めちゃくちゃイケメンがいる。