◇ 川にかかる大きな橋の下は日陰になっていて、夏の日差しから私たちを守ってくれる。 水面にギリギリ触れられそうなコンクリートの切れ目に、私たちは腰を下ろした。 原くんがごろんと横になったので、私もそれを真似する。 視線の先には、ねずみ色した橋の裏と、その両脇に青空が見えた。 空には入道雲がもくもくと浮かんでいる。 大きな雲のそばを、一体の飛行機が雲をひきつれて飛んでいった。