だから今度は、私がきみを救う番




ねえ、原くん。

いつかきみも抱えているものを解放できるのかな。

私にそれを手伝う資格があると思う?



私はきみに救われた。

だから、次はきみの番。

きみの準備ができたらさ、もう一度海に来ようよ。



私、聞くからさ。

耳が壊れたってきみの声を聞くし、声が枯れたってきみと一緒に叫ぶよ。



だから、一緒にいようね。