だから今度は、私がきみを救う番




「おばあちゃんの荷物はお父さんがまとめるから、自分たちの支度をしなさい」

「まじ、やばくない? モバイルバッテリー充電しといてよかった~!」



お姉ちゃんが、大きめの鞄に荷物を詰め込んでいく。

着替えらしきものと、スマホ、モバイルバッテリー、充電器、タオル、お菓子やパン。

懐中電灯に、ビニル袋。



私は何を準備すればいいのか分からなくって、お姉ちゃんを見よう見まねで準備した。

お姉ちゃんの言葉を聞いて、私は初めて自分のスマホの充電が40%しかないことに気がついた。



「おばあちゃんは車椅子ー?」

「車まではお父さんが背負って行くけど、車椅子も持って行こう」

「じゃ、タオルもうちょっといるね」

「そこに雨の間のパンとか買ってあるから、恵理が入れてくれるか?」

「もう入れたよ~」



お父さんとお姉ちゃんが普通に会話していることよりも、スムーズにこの場を対処していることにびっくりする。

私はどう動いたらいいのか全然分からないあたり、まだ中学生なんだなって思い知らされた。