そんなことを考えながらあさがお五組の教室に戻ると、原くんが先に戻ってきていた。
私の机と彼の机の間に立って、何かを読んでいる。
何だろう。
不思議に思いながら自分の席に近づくと、彼が読んでいるものは先生と生徒との連絡に使われている『連絡ノート』だと言うことに気がついた。
しかも、原くんのものではない。
その連絡ノートには、『高屋亜季』と私の名前が書かれている。
たぶん、さっき彫刻刀を取り出すときに落としてしまったんだろう。
そのノートには私の個人的な情報……、つまり家庭環境や、現在の悩みなんかについてがぽつぽつと書かれている。
まるで丸裸にされたような気分だった。
私の机と彼の机の間に立って、何かを読んでいる。
何だろう。
不思議に思いながら自分の席に近づくと、彼が読んでいるものは先生と生徒との連絡に使われている『連絡ノート』だと言うことに気がついた。
しかも、原くんのものではない。
その連絡ノートには、『高屋亜季』と私の名前が書かれている。
たぶん、さっき彫刻刀を取り出すときに落としてしまったんだろう。
そのノートには私の個人的な情報……、つまり家庭環境や、現在の悩みなんかについてがぽつぽつと書かれている。
まるで丸裸にされたような気分だった。

