だから今度は、私がきみを救う番

私はおばあさんが去ったことに安堵して、チョコレートの包みをひとつ開いた。



おばあさんがいなくなった瞬間、部屋の中に沈黙が流れる。

さっきまでお喋りしていた彼は無言だ。

はっとして原くんの方を向くと、あの冷たい瞳をした彼がそこにいた。



さっきまでと違う顔、違う瞳の彼がそこにいる。



時々見せるこの表情は、一体何なんだろう。



「気になる?」



そう言って、緩く笑う原くん。

笑っているけれど、瞳が笑っていないのがすぐ分かる。

冷たくて、どこか遠くを見ているような表情で、原くんが私を見つめる。



「なに……を?」

「面談に、父さんも母さんも来てなかったこと」