それからしばらく問題を解いたり、分からないところを教え合ったりして。
疲れて集中力が途切れ始めた頃に時計を見たら、午後三時を指していた。
「お菓子休憩しよっか」
「うん」
原くんから提案して、私が頷く。
いつもこのパターンだ。
優柔不断で話を弾ませることも苦手な私をサポートするように、原くんはいつも自分から何かを提案してくれる。
だからふたりの会話も気まずくならなくって、女友達と会話するよりずっと気が楽だった。
原くんがもうひとつのお菓子の袋を開けて、中身の小さな袋を私に手渡す。
「ありがと」
またチョコレートな辺り、なんだか可愛い。
っていうか、お菓子ぜんぶチョコレートだし。
勉強のために用意してくれたのかなと思うと、嬉しい気持ちで心が満たされていった。

