「俺の部屋」
そう言って笑う原くんのうしろに、彼の生活スペースが広がる。
六畳ほどの空間に、シングルベッド。
その上には畳まれたタオルケットが置かれている。
原くんが寝ている場所だと思うと、なんだかドキドキした。
勉強用らしいデスクには乱雑に教科書やノートが積まれていて、ベッドの横にはテーブルがある。
冬はこたつになるらしいそのテーブルの上に、夏休みの課題のプリント集が乗っかっていた。
今日はこのテーブルで勉強するのだろう。
宣言通りエアコンが効いているようで、部屋の中はひんやりと涼しい空気に包まれている。
原くんがベッドを背後に腰を下ろしたので、私はその向かいに座った。

