ヘラヘラ笑っている草介を、全力で睨むあたし。
だって草介、あたしがイチゴが大好きって知ってるくせに!
とっておいたのも、わかってるくせに!
あたしはイチゴのなくなった真っ白なケーキを見つめた。
「ウソだよ」
「は?」
「ほら」
あっ…草介…
あたしはとっさに草介を見る。
あたしのお皿に乗ったのは、草介の真っ赤なイチゴ。
あたしが大好きなイチゴ。
草介はとびきりの笑顔を見せて言った。
「お前は、イチゴがないとダメだもんな?」
「わかってるならやめてよ!」
「つい楽しくて」
なんだかんだ言って、草介はやっぱり優しい。
あたしは、そんな草介だから好きなんだ。
「食べたらゲームしよっか!」
「やろやろ!草介準備して!」
「なんで俺が」
ゲーム好きのあたし達は、草介の家に来るといつもゲームばっかりなの。
だって、草介の家にはいっぱいゲームがあるんだもん。

