佑樹くんの指差す先には、こっちを見ている女の人がいた。
きっとあの人がお母さんなのかな。
ペコリと挨拶をする。
「愛菜さんは、陵介のお母さん?」
「ちげーよ!俺の母さん見たことあんだろ!」
陵介のお母さんだったらどう見ても若すぎでしょ。
「じゃあ愛菜さんは?」
「愛菜は俺の彼女!」
「ぶっ!!」
2人の会話を聞いて、いきなり吹き出した修弥くん。
確かにあたしも、さすがに少しびっくりしたけど。
「そうなのか?」
「なんかこの間言われて」
「歳の差ヤバくね?」
「陵介だって今だけだよ」
小声で話すと、修弥くんは納得したのか陵介の頭をポンポン叩く。
それに対し、首をかしげてる陵介。
そのあとすぐに佑樹くんとはバイバイして、家に向かった。
もともと修弥くんと陵介はあんまり仲良くなかったんだけど、なんだかすっごく仲良くなったみたいだった。
『男の約束だからな!!』
とかなんとか言ってるのが聞こえたし。

