陵介のお迎えは、高校に入ってからたまに行ってる。
幼稚園の先生にも、子供たちにも覚えてもらっちゃった。
「佑樹が愛菜のこと好きだってよ!」
あたしの腕の中で、そんなことを言う陵介。
この間も思ったけど、最近の幼稚園生は本当に大人だなあ。
「佑樹くん?」
「うん!今連れてくる!」
そう言って陵介は、また園内に戻っていった。
「なに?幼稚園生ってあんなませてんの?」
「カワイイじゃん」
「カワイイとかじゃねーじゃん、もう」
隣にいる修弥くんは、初めて来た幼稚園に若干困惑ぎみ。
まあ確かに、陵介の回りの子は誰が好きとか、そういうの多いよね。
子供って、外で元気に遊ぶー!とかじゃないの?
「愛菜!連れてきた!」
園内から走って出てきた陵介の隣には、1人の男の子。
きっとこの子が佑樹くんなんだろう。
「この子が佑樹くん?」
「そう!」
「こんにちは。お母さんは?」
「あっちにいるよ!」

