クリスマス当日―――
あたし達は草介の家に集まっていた。
菜摘からは少し遅れてくると連絡が入った。
「何ケーキ?」
「ショートケーキ!」
「イチゴ乗ってる?」
「乗ってる乗ってる!」
今、あたしは修弥くんとケーキ屋さんに向かってる。
予約しておいたケーキを取りに行くところ。
ちなみに草介は、家でカレーを作っている。
「さすが愛菜」
「ケーキはやっぱりイチゴでしょ!」
「俺、チーズ」
「おいしいよねー!」
駅前のケーキ屋さんはすっごくおいしいって評判なの。
去年のクリスマスも、ここのケーキを食べたんだ。
「愛菜見て」
「えっ、カワイイ!!」
修弥くんの指差す方向にあったのは、トナカイの顔の形をしたチョコケーキ。
1つがそんなに大きくなくて、1切れと同じくらいのもの。
「カワイイよう」
「食べるのもったいねー」
あまりのかわいさに、あたしは1つ買って帰ることにした。
これは、陵介にあげよっと。

