「ただいまっ!」
「お前んちじゃねぇだろ」
急いで靴を脱ぐ愛菜は、俺なんて完全無視。
バタバタとリビングに行ってしまった。
「カワイイー!!」
「そんなことないですっ…」
リビングに入ると、愛菜が1人で飛び跳ねていた。
何をやってんだ、コイツは。
「草介、彼女だって!陽介!彼氏!?彼女!?」
「日本語しゃべれ」
1人暴走している愛菜は放っておこう。
キッチンに行って、肉まんを温め直す。
初めて見る、陽介の彼女。
ほんわかしている、カワイイ雰囲気の女の子だった。
要するに、愛菜とはタイプの違う感じだ。
「草介、彼女カワイイね!」
「んー」
「挨拶してこよっと!」
そう言うと愛菜はまたリビングに戻っていった。
「愛菜うるせー!」
「なっ!姉に向かって何てこと言うの!」

