「大野、今月何回目?」
「あたしが聞いたのだけで3回目…」
「彼女ができるのも時間の問題ね」
「そんなぁっ!!」
草介は本当にモテる。
1ヶ月で3回も告白されてるってどういうこと?
中学生のときは、まだよかった。
告白とかする子もこんなに多くはなかった。
想いを伝えずに卒業していった子も、いっぱいいると思う。
幼馴染ってだけで草介に簡単に近づけるあたしは、何度もいじめのような被害にあった。
まあ、恨まれても仕方ないと思ってる。
幼馴染ってだけで草介が笑ってくれて、一緒にいてくれる。
みんながいい気がしないのもわかる。
悲しいことに、卒業する頃にはいじめにも慣れてなんとも思わなくなった。
さすがに高校では、そんなことする人もなかなかいない。
「嘘だってば」
「どっちにしても、あたしは草介の彼女にはなれにいんだよ」
「…」
「…否定してくれてもいいのに」
あたしだけじゃなくて菜摘もつらいのはわかってる。
修弥くんもモテるんだもん。
だから2人のファンからは、あたし達はよく思われてない。

