「つーかこのプリント何?」
「山ちゃんがくれた」
「山ちゃん?」
「数学の山下」
実は山下にお願いして、プリントを出してもらってたんだ。
初めは山下も驚いてたけど、快く課題を出してくれた。
なんせ課題の達人だからね!
それに、丸付けもしてくれるって言ってたし。
「いつの間にそんな仲良くなったのか?」
「別にいいでしょ」
山下は話してみると全然悪い人じゃなくて、むしろいい人で。
すっかり仲良くなってしまった。
「シャーペン貸せ」
「は?」
「俺のせいなんだろ?いつまでもそんなこと言われてたらたまったもんじゃねぇ」
だって草介のあと一言のせいなのは事実だもん。
まあでも、せっかく草介が教えてくれるっていうから、あたし的にはラッキー以上の何者でもない。
ちょうどわかんない問題だったし。
「わりと出来てんじゃん」
「まあね」
「調子のんな」

