「…何やってんの?」
それから数日間、あたしは勉強に明け暮れていた。
いつも家に帰ったらテレビ見たり、ゲームしたりするだけだったんだけど。
今回こそは本気でみんなを見返してやるんだ!!
「勉強じゃ」
「ジジイかよ。マジでやってたんだ」
部屋に来た草介はとてもびっくりしている。
あたしが勉強を自分からやってるところなんて、きっと見たことないんだと思う。
だってあたし本当に、勉強嫌いなんだもん。
「邪魔しないでよ」
「見せてみ」
毎週木曜日の夜は、草介の家でゲームをする日だった。
あたしと草介と、あと草介の弟と。
草介には中学生の弟と、まだ幼稚園生の弟がいる。
今日は木曜日だから、いつまでたってもこないあたしを呼びにきたんだと思う。
「教えてくれるの!?」
「見るだけ」
ちぇっ。
もとはといえば、草介のせいでこんなことになったんだから!!

