「じゃあこの問題を…朝日奈!」
「はいはーい!」
次の日から、あたしは数学の授業でよく指されるようになった。
山下が出した課題は次の授業からの範囲だったらしくて、あの苦悩の1週間のおかげであたしは授業で大活躍!!
あんなにバカだったあたしが、こんなに問題を解けてる姿を見て、クラスのみんなも唖然としている。
失礼しちゃう!
「はい正解」
「よしっ!」
草介にこっぴどく頭に叩き込まれた公式のおかげで、あたしはスラスラ問題が解けるようになった。
これは次のテスト期待できそう!!
「やればできるじゃん」
「数学の神様とお呼び!」
「俺が教えたおかげだろ」
草介の一言のせいで、クラス中がざわざわしだす。
「なんだ、大野が教えたのか」
「どうりで最近の朝日奈、さえてると思ったんだよ」
「さすが草介くん!カッコイイね」
ちょっとちょっと〜!!
確かに教えてくれたのは草介だけど、解いたのはあたし!
このあたしだってば!!

