幼馴染の恋物語



いっつもテンション高くて、みんなを元気にさせてくれるような人。


それでいて容姿端麗、勉強はいつも学年上位。


もちろん女子からもモテモテ。


あたしは全然嬉しくない。



「どっかって?」

「彼女できちゃったらどうしよって…」

「遂に10年間の恋にピリオドってことね…」

「菜摘ひどい!」



実は菜摘にも、中学生のときから好きな人がいる。


それが、上野修弥くん。


修弥くんは一見チャラチャラして見えちゃうんだけど、本当は真面目で誠実な人。


勉強はあたしと同じで、全然出来ないんだけどね!


草介とも仲良しで、あたし達は中学生のときからいつも4人でいる。


今年はクラスが一緒で、本当に嬉しい。


来年のクラス替えもないから、卒業まで一緒。


こんなに嬉しいことはない。



「修弥くんもこの間告白されてた」

「後輩にね」

「菜摘は強いね」

「愛菜には負けるよ」



こうやって励まし合うのが、そろそろ日課になってきている。