幼馴染の恋物語



先に空き教室に行くと、何故か山下が待っていた。


…仁王立ちで。



「何やってんの?」

「大野はどうした?」

「ちょっと遅れてくるって」



あたしは山下の両手に握られた、雑巾とほうき達を見た。


面倒くさいよー!


でもでも!


三つ編みパワーで頑張るって決めたんだもんね!!


あ、そうだ!


山下にも話しちゃお!


どうせ1人の掃除はつまんないし!



「ねぇねぇ山下先生」

「なんだ?」

「今日のあたし、いつもと違うと思わない?」



山下に手渡されたほうきにまたがって言う。


ほうき持つと、またがりたくなっちゃう。



「さぁ?わからんな」

「えぇ!?」

「そんなことより手を動かせ」



話そらされたし!!


くっそー山下め!!


ムカつくから自分から言ってやる!!