「早く用意しろよ。遅刻すんぞ」
「この性悪男がっ!」
「ゴタゴタ言ってねぇで早くしろ」
「うるさぁい!」
翌朝。
なかなか外に出てこないあたしを、草介が部屋まで迎えにきた。
だって…
ひどいよ、あんなの。
色気がない女だって、わかってる。
クラスにいる大人っぽい女の子とは、全然違うやーって、わかってる。
…でも、だからって!
あたしの顔見て言わなくたっていいでしょー!!
「まだ怒ってんの?昨日のこと」
「怒ってなんかないやい」
「ないやいって何だよ」
草介に布団から無理やり出されて、仕方なく床に座る。
今日という今日は頑固女になってやるぜ!!
「なんだよ、制服着てんじゃん」
「学校は行くもん」
「あとは髪の毛だけ?」
そう言って草介はあたしの髪に触れた。
…えっ? は?

