珠利ちゃんに、顔を少しずつ近付ければ、 ゆっくり目を閉じてくれた。 決して、間違ったことをするわけじゃ、ない。 好きだから、触れたいと願うのは当たり前だ。 キス、しよう…。 だけどその前に、鳴り続けている携帯を、どげんかせんといけん!! 泣く泣く、珠利ちゃんを腕の中から少し離した。 「…及川…さん?」 「ごめん。ちょっと、さっきから携帯が鳴り続けてて…」 出てもいい? 聞くと、 お仕事の電話だったら、大変!気を使わせちゃってごめんなさい。 なんて、しゅんとしてるし。