珈琲と花の香りの君




2時間程を柳井家で過ごした、俺と珠利ちゃん。


相変わらず仲が良い、柳井と清水に少しアテられて。



そろそろ、おいとましようかと立ち上がった。



「外、少し雨が降ってるみたいだよ。」



清水の声に、窓の外に目をやった。



来た時は晴れていたのに、今は雲が立ち込めて霧雨が降っていた。



「どうしよう。珠利ちゃん。タクシー呼ぼうか?」


聞いた俺に、



「霧雨みたいだし、大丈夫。近いから歩こう?」


俺を見上げる姿が、なんとも可愛い。