珈琲と花の香りの君




抱き締めたその細い身体は、震えていた。



そうか、そうだよな…。怖いんだ。怖くて当たり前だ。



どれだけ相手が好きだって、自分を全て晒してしまう行為だ。



不安にもなるし、怖い。


初めてではない俺だって、不安になることもある。


昨日の、まるで強がっているみたいな珠利ちゃんと、



今朝のはしゃぎすぎる珠利ちゃんが、ようやく重なった。



ただただ、珠利ちゃんを抱きしめ続けた。



珠利ちゃんが不安になどならないように、強く。