珈琲と花の香りの君




かつて俺は、清水に恋をした。恋敵は柳井だった。



清水は柳井が好きで、柳井も清水が好きで。



多少のズレはあったものの、2人はめでたく一緒になった。



偶然知り合った珠利ちゃん。その珠利ちゃんが『柳井』だったなんて!


最初は気になったが、今はそんな事はまったく気にならない。



珠利ちゃんが好きな俺と、俺を好きになってくれた珠利ちゃん。



他に不足なんてない。


ただただ、珠利ちゃんと一緒にいたいと願うだけだ。



これから先も、ずっと。