珈琲と花の香りの君




夕食までには時間があるから、少しホテルの周りを散策してからひとっ風呂にしようということになって、フロントにルームキーを預けて外に出た。



どちらが先に行動を起こしたかなんて、わからないくらいに自然に指と指を絡ませていた。



珠利ちゃんのひんやり冷たい指先が、気持ちいい。



適当に土産物屋を冷やかしてから、ホテルに戻った。



こういう場所では何故か、時間がゆっくり進む気がする。




でもきっと、瞬く間に時間は過ぎるんだろう…。



だって隣には、愛おしい君がいてくれるのだから。