珈琲と花の香りの君



咄嗟に、目線を彼女からズラす。



でも、ズラした目線の端に、彼女が真っ直ぐ俺に向かって歩いてくるのが見えた。



気持ちワルいとか、思われたか…?



嫌われたら、どうしよう…。



いや…、嫌われるほどの間柄じゃないのだけれども…。



「お冷や、おつぎしますねー。」



どうやら彼女は俺の視線を、『お水ください!』のそれと勘違いしてくれたみたいだ。




はぁ。良かったー!!