「ノンちゃん、恋してるねぇ」
「恋の歌に聞こえますか!?」
「ううん。エールソングでしょ? でもきっと、ノンちゃんはノゾムにエールを送ってるんだなあって思ってね」
ミカ先輩の瞳がきらきらと揺れる。
先輩はブラウスの裾をぎゅっと握って、何かに想いを馳せているようだった。
「すごい、共感したよ」
少しせつない表情をするミカ先輩。
きっと私も、この表情を、その気持ちを知っている。
恋する相手を応援する時の、味方でいたいって思った時の、そういう時のそれだ。
「ミカ先輩は、アツキ先輩が好きなんですか?」
「ぶっ」

