ねえ、ノゾムくん。私はあなたの隣に立てるかな? 隣に立つのに相応しい存在なのかな? 今日はまだドジはしてないよ。 少しくらいなら、期待してもいいかな? 彼の方を見る。 目が合って、きみはまた緩やかに二重まぶたを下げて、やさしく笑う。 数秒見つめ合って、今度はちゃんと笑った。 それでも私は泣き虫で、そのあとのライブはずっと、感動して泣いていた。