この先もずっと、キミの隣で。

「どうした?」

「あ、いや、……なんでもない」

……もしここでまた目を閉じたら、柳瀬は私にもう一度キスするだろうか。

って、なに考えてんだ私。


勉強しすぎて頭おかしくなったのかな。ベッドに腰掛けて柳瀬を見た。

柳瀬は真剣に問題をノートに解いていた。

恋っていったいなんだろう?


「……ねぇ柳瀬、私、本当に先輩のことが好きなのかな?」

気づいたらそんなことを口に出していた。

柳瀬はノートに書いていた手を止めて、私を見た。

「それは、お前しか分かんねーだろ」


「そう…だよね。困らせるようなこと聞いてごめん」