この先もずっと、キミの隣で。

「もういいです。言わなくて」

信号が青になり、柳瀬を置いていくように早足で歩く。

だって柳瀬が誰かと付き合ってるとか、今まで聞いたことなかったし。



「付き合ってねーよ」

「えっ」

横断歩道のど真ん中。後ろから声が聞こえ思わず振り返った。


「鈴木とは何もねぇよ」

「えっ?」

「つーかタイプじゃねえし」

「じゃあ告白、断ったの?」

「お前しつこい」

何で、こんなにほっとしてるんだろう。

……もし柳瀬に彼女ができたら、私はどうなってしまうんだろう。

ふとそんなことが頭をよぎった。