この先もずっと、キミの隣で。

柳瀬が言うことは当たってる。だから言い返せない。でも、言われっぱなしでやっぱり悔しい。


「柳瀬なんか大っ嫌い」

膨れる私のほっぺたをつまんで、

「余計ブサイクになるから、せめて笑っといた方がいいんじゃねーか?」

また憎まれ口をたたく。

私はほっぺたをつまむ柳瀬の手を振り払った。



「もう、ほっといてよ。ばか柳瀬」

私の毎朝はこんな感じ。この人と登校すると、学校に着く頃にはヘトヘトになっている。

クラスも同じだし、ほんと最悪。