この先もずっと、キミの隣で。

「勝手に上がっちゃっていいのかな……」

「大丈夫。その辺に関してはなにも心配しなくていいから」

不安がる私に、先輩はキラキラの笑顔を見せてきた。


家の中にお邪魔し、先輩の部屋に案内される。

ベッドに机に本棚。綺麗に整頓されて無駄なものがない。少し柳瀬の部屋にも似てたから気分が落ち着いた。

それからは二人で黙々と勉強をした。


あっここの問題、この前の授業でも理解できなかったところだ。