この先もずっと、キミの隣で。

……苦しい。

「あんたみたいな地味なやつが…『もうやめたら?』」

ドアの前には一人の男の人が立っていた。上履きには緑色の線。三年生の先輩だ。



「久野先輩。……なんで?」

私のリボンを掴んでいた女の先輩は、慌ててその手を離し、ドアの前にいる男の人の方にくるりと向いた。


男の先輩はいたって冷静に淡々と話し始めた。

「そんなに柳瀬くんに振り向いて欲しいなら、振り向いてくれる努力をしたら?なにも抵抗できない後輩に嫌がらせするなんて、みっともないと思うけどな」


リボンを掴んでいた女の先輩が何も答えないでいると、


「……麗美、もういいよ。行こう」

と右隣にいた先輩がそう言った。