この先もずっと、キミの隣で。

部屋に戻ってからは久野先輩じゃなくて柳瀬の顔が頭から離れなかった。

柳瀬、鈴木さんにはあんなに優しい顔で笑うんだ。


私になんて、意地悪な顔か呆れた顔か、怒った顔しか見せないのに。


忘れていたキスのことが、今になって思い出された。


……ねぇ柳瀬。あのとき、私にキスしたのはどうして?


「……なんか、辛い。分かんない」

今日はどっと疲れた。もう考えるのはやめて早く眠ってしまおう。

枕に顔をうずめて、そんなことを思いながら眠りについた。