この先もずっと、キミの隣で。

「えーっと、まだここのエリア回れてないね。行ってみよっか」


「……」

「麦ちゃん?」

「えっあ、はい。行きましょう」

「大丈夫?」

「全然大丈夫です」

先輩は心配そうな顔をして私を見ていた。先輩にこんな顔させるなんて、私最低だよ。


それから、まだ見ていなかったコーナーを回った。 

「おぉー。こんな生き物が海の奥深くに存在してるなんて、なんか興味深いね」

そう言いながら、先輩は興味津々に魚たちを見ている。


幻想的な雰囲気の深海魚たちに癒やされるかなぁと思ったけど、全然そんなことなくて。

胸に何かが突っかかっていて、苦しくて重くて楽しめない。

なんかもう……。分かんない。

なんでこんな気持ちになってるのか、分からない。